湯立坂散歩(ゆたてざかさんぽ)

東京都文京区小石川と大塚の境にある湯立坂。
坂の魅力と、重文・銅御殿(あかがねごてん)について情報発信します。
<< October 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< ひとつの枝に赤い花、白い花 | main | 坂のある街の記憶 >>

マンション問題の裁判 控訴へ

 ここのところ、このブログへのアクセスが増えています。野村不動産のプラウド小石川の購入に際して参考にされる方が増えているのでしょうか?

 さて、近隣住民が文化庁を相手に起こしていた行政訴訟は、地裁の判決を不服として2012年3月1日控訴されました。訴訟内容は こちら

 また、銅御殿の所有者が総務省公害等調整委員会に申し立てている原因裁定は結果が出るのにまだ時間を要するようで、現地調査等が行われています。
 この二つの係争を伴ったまま、販売開始されるとのことです。
 
 そもそもこの問題が始まった2006年の1月に、野村不動産広報部は朝日新聞で、景観に配慮した設計変更を求める大谷美術館に対して「聞く耳を持たないわけではないので、今月中に説明会を開く予定です。大谷さんたちの要望はありがちな内容。重要文化財といってもなったばかりで、特殊とは思わない」と言うコメントを出しました。野村不動産の文化財や環境軽視の姿勢に唖然としました。

 あれから、野村不動産は一貫して変わらぬ対応を続け、和解に至らぬまま、現在をむかえています。なぜここまで強固な、反対派がいるのか、と疑問をもたれる方も多いと思う。

 裁判を起こすのには多くのお金と時間と労力がいる。それでも尚、この問題を提起し続ける人々の思いの根底に、野村不動産のきわめて不誠実な対応があった。怒りを通りこして、「恨み」であろうか。

 30件を越える新聞記事、NHKでは10回以上、大きな社会問題として報じられ、建築家や日本を代表する学者もエールを送ってくれた。1万通をこえる署名もいただいた。多くの方々の応援の気持ちを胸に、今後も文化財と周辺環境の問題を前進させていきたいと思う。

マンション問題 | permalink | - | trackbacks(0) | - | -
この記事のトラックバックURL
http://blog.yutate.com/trackback/1231260
この記事に対するトラックバック